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2011年11月10日 (木)

「第13回図書館総合展」が凄いらしい

http://2011.libraryfair.jp/node/130(本当はタイトルにリンク張りたかったんだけど)

 ボイス・レコーダーで『図書館戦争』別冊へのボヤキを入れていたら,それどころの話じゃないらしい。たまたま,きのうもまた,大学人以外では論文のアクセスが難しいと,このブログでボヤいていたのだが,もっと凄いことが進行中のようだ。

 SciVerseという新しい,論文のプラットフォームがすでにできているようだ。http://japan.elsevier.com/trainingdesk/sciverse_201009.pdf に公開されている(リンクは張らない。読みたい人がコピペで開ければ,すぐに読める)。これはパワポファイルをPDF化したものだから,昨年の今頃どこかで発表された代物のようである。いくつかに分かれていて,バラバラだった論文データ・ベースを統合するのが最初の段階のようだ。つまり,検索が楽になる,という。なんだか,査読までして,論文通過ポイントまで評価してくれそうだ。

 図書館の危機は,「検閲」からの危機ではなく,「不利用」による危機のようだ。ぼくも名前ぐらいは,聞いたことのあるジョンズホプキンズ大学 は,図書館を閉鎖したらしい。「閉鎖」というと誤解を招くが,来館者向けのサービスをやめるということである。「来館」できないのである。閲覧するために,本棚を巡り歩いたり,マイクロフィルムを出してもらって,リーダーで読むということ,資料を借りるということ,が採算(といっても図書館に本来収入は発生しないが)に合わないのだそうだ。情報提供は電子化されつつあるため,紙媒体の「図書を借り出す」人はほとんどいない,という。「書物」という物体の管理から,情報の管理へと「図書サービス」は変化しつつある。

 子供の絵本図書館やサービスはまだまだ残るだろう。しかし,大学図書館で「先行研究」を探したり,引用したりするのは,今後,ますます電子化される。ぼくなんか,引用に「認証」すらつけてもらえると,正確性が伝わっていいのでは,と思うくらいだ。論文の最後の書誌もハイパーリンクが張られるだろう。「先進的」かどうかはともかく,あと3年もすれば,日本の大学図書館もかなり変化する。国会図書館でもどんどんデジタル化が進んでいる。今後は,定期的に電子化されたものと,原本のチェックが必要になる。そうした「科学知識のある」図書館司書的な専門家が今まで以上に増えるかもしれない。

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