念願の留学・就学一本化と言われても
困る。
財団法人日本語教育振興協会の維持会員協議会で,「念願」という言葉で,佐藤理事長が語った。その後の20周年パーティーで,往事の話がいろいろと出たが,佐藤氏は当時文部省の審議官か何かだったようだ。それこそ,文部,法務,外務の三省管轄の財団法人の苦労話もあったが,なぜ,「就学」という在留資格になってしまったのだろう。入管法で「就学」という在留資格ができたのは1990年。日振協より設立より1年あとだ。ややこしい「就学」などをつくらなければ,「留学・就学一本化」という事態を迎えることはなかった。
今回の入管法の改定は,ほぼ全党が一致している。しかも焦点は,法務省による在留の一元管理である。在留カードを外国人登録証の代わりにつくるという。これは,顔つき住基カード同様のもの。住基カードの義務化の前触れかもしれない。したがって,反対意見も多い。
協議会では,S校の先生から「再入国を制限して欲しい」という「要望」が出ていて,法務省側もどう答えたらよいのか,明言を避けていた。学生達の権利を「制限」するよう役所に要望するお方が,「教育者」という不思議な現象が,日本語学校にある。しかも,入出国といういわば基本的人権に近いものの制限だ。
だから,単純に喜ぶわけにはいかない。
入管法改定は,本日,参議院を通過した。留学・就学一本化は遅くとも来年の7月1日から,たぶん4月1日から。


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